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アライプロバンス/葛西A棟上棟式開催、スケール感・構想明らかに

2023年12月19日/物流施設

アライプロバンスは12月19日、都内江戸川区に建設中の「アライプロバンス葛西A棟」上棟式を開催した。

同施設は、2021年に竣工した第1号開発プロジェクト「アライプロバンス浦安」に続く第2号開発プロジェクト。鉄骨造5階建て、延床面積8.7万m2のマルチテナント施設。2024年8月の完成を予定している。

<「アライプロバンス葛西A棟」完成予想図>
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約3.5万m2の広大な敷地には躯体となる鉄骨が組み上がっており、同社の新井嘉喜雄 会長、新井太郎 社長をはじめ設計・施工を請負う西松建設、監修を担うシービーアールイーなど関係者が参加し、神事等を執り行った。

<上棟式の様子>
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<左から2番目が新井嘉喜雄 会長、3番目が新井太郎 社長>20231219arai2 520x347 - アライプロバンス/葛西A棟上棟式開催、スケール感・構想明らかに

式典では、「鋲(びょう)打ち之儀」として、西松建設関東建築支社の黒田隆司 支社長と藤田貴 事務所長が躯体に設置する最後の鉄骨に鋲を仮締めし、アライプロバンスの青柳慶賢 営業部長、三浦充 不動産営業課長が本締めを行い、最後に新井嘉喜雄 会長と新井太郎 社長が検鋲を行った。

<最後の鉄骨梁>
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<記名する新井社長>
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<吊り上げ之儀>
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その後、鉄骨の梁に新井社長らが名前を記し、クレーンで所定の位置に据え付け、工事の無事完成を祈願した。

同施設の建設地はもと自社鉄工所跡地で、都心から10km圏内という物流好立地。大型商業施設(アリオ葛西、島忠ホームズ葛西店)に隣接し、交通アクセスに恵まれた環境も人材確保に優位性がある。特徴は「ハイパースペースロジスティクス」というコンセプトのもと、最小350坪~3000坪、最大23区画に分割可能な施設であること。倉庫利用だけでなくオフィスやショールームなど多種多様な使い方が可能となる。

リーシング状況について青柳営業部長は「現在、1200坪のスペースで1テナントが決定しており、350坪のミニマム区画での利用も検討段階に入っている。周辺には工場が多いことから資材用スペースとして1000坪以下の引き合いも増えている。商材や商品の保管だけでなく事務所との併用など幅広く利用してほしい」と話す。

<集合写真>
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旧江戸川に面した地形を活かし、石やスチールのアートオブジェを配した「アートの森」や緑道や歩道、公園整備など地域と共生するランドスケープ構想についても明らかにした。今年11月に新社長に就任した新井太郎社長は「これからは社業発展と、さらには地域貢献をしたいと思っている。全力を尽くして努力精進していきたい」と力強く語った。

■概要
名称:アライプロバンス葛西A棟
所在地:東京都江戸川区東葛西9丁目24-2他
交通:首都高速湾岸線「葛西IC西行出口」・「葛西IC東行出口」までそれぞれ約4.1km、首都高速湾岸線「浦安IC」約7km
東京メトロ東西線「葛西」駅 徒歩23分
JR京葉線「葛西臨海公園駅」まで約3.1km
構造規模:鉄骨造5階建
敷地面積:3万5039.63m2(1万600.19坪)
延床面積:8万7122.30m2(2万6354.49坪)(A棟)
用途地域:工業地域
建蔽率:60%
容積率:200%
設計・施工:西松建設
完成時期:2024年8月

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