郵船ロジスティクスは12月20日、豊田通商の貨物をSAF（廃油や植物などを原料にした持続可能な代替航空燃料）を利用して輸送手配し、豊田通商に温室効果ガス（GHG）排出量削減証明書を提供したと発表した。
同社は、顧客とSAF利用契約を締結することで、同社が保有するSAF割当量を使用できる航空貨物輸送サービス「Yusen Book-and-Claim」を提供している。これにより温室効果ガス（GHG）プロトコルに定められたスコープ3におけるCO2排出量を削減するとともに、CO2排出削減量証明書の提供も可能となる。
CO2排出削減量証明書を提供するスキームの構築は、日系フォワーダーとして国内初の試みとなる。
トヨタ通商は2023年7月に同サービスの利用契約を締結。今回、ルフトハンザ カーゴ AGが運航する日本発ドイツ向けの航空機を利用して輸送手配し、ルフトハンザグループが発行した GHG排出量削減証明書を豊田通商へ提供した。
