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国交省/横浜港・神戸港で水素燃料荷役機械を現地実証

2024年02月07日/IT・機器

国土交通省は2月6日、港湾の荷役機械に水素エネルギーを導入する現地実証の場所が決まったと発表した。

実施場所は、横浜港南本牧ふ頭地区MC-2、神戸港ポートアイランド(第2期)地区PC15~17の2カ所。

実施内容は、タイヤ式門型クレーン(RTG:Rubber Tired Gantry crane)のディーゼルエンジン発電機の水素燃料電池(横浜港)と水素エンジン発電機(神戸港)への換装、荷役機械に対する水素充填、荷役機械による荷役作業。

スケジュール(予定)は、2022年度~2023年度に実施計画立案(机上検討)し、2023年度~2024年度でRTG換装、試運転(現地実証の準備に着手)、2025年度には現地実証(データ取得)と分析等、2025年度~2026年度で技術上の基準の改訂等となっている。

この取り組みは、港湾のターミナルの脱炭素化を実現し、荷主や船社から選ばれる競争力のある港湾を形成するためには、荷役機械の脱炭素化等に取り組むことが必要とのことで実施するもの。

荷役機械の脱炭素化の手法として水素を燃料とする荷役機械の導入が挙げられるが、これまでに技術開発は行われているものの、国内の港湾において実際に導入された事例はないため、今後荷役の現場への導入を促進するため、現地実証を行う。

今後、荷役機械への水素燃料電池・水素エンジン発電機の搭載、水素を充填するための設備整備など、現地実証の実施に向けた具体的な準備を進めていく。

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