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RENATUS/安川電機から資金調達、倉庫無人化で協業

2024年02月19日/IT・機器

RENATUS ROBOTICS(レナトス ロボティクス)は2月19日、安川電機からSAFE型新株予約権の発行による資金調達を実施したと発表した。

両社は、RENATUS ROBOTICSが開発した最先端自動倉庫システム「RENATUS」と、安川電機の世界トップレベルの産業用ロボット、ACサーボモータのシナジーによって、倉庫の無人化に向けた協業を推進し、グローバルで物流現場の完全無人化に向けて取り組んでいく。

具体的には、AIロボットを用いたピッキングやバンニング/デバンニングの無人化等でのシナジーを見込んでいる。

今回の資金調達で、RENATUS ROBOTICSはイー・ロジットの埼玉草加フルフィルメントセンターで進めている1号倉庫の建設プロジェクトに加え、2・3号プロジェクト以降に向けた開発をさらに加速させる。Pre-Aラウンドでの資金調達は今後も継続し、合計で5~6億円の調達を目指している。

<自動倉庫システム「RENATUS」>

「RENATUS」は、縦横に自在に移動する高速シャトルと独自のアルゴリズムを組み合わせた最先端の自動倉庫システム。

独自設計と独自の配車アルゴリズムによって、これまで困難とされていた大規模棚でのワンストップ梱包を実現しており、これによりピッキング人件費を最大2分の1にまで削減できる。

また、荷合わせ工程の搬送コンベアが不要になるため、自動倉庫システムを導入する際のコストを約30%削減可能なほか、搬送コンベアが占めていた面積を保管エリアに利用することで、倉庫の保管効率向上にも寄与できる。

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