LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





シーネット/四国牛乳輸送のクラウド型WMSの導入事例を公開

2024年02月19日/IT・機器

シーネットは2月19日、クラウド型 WMS「ci.Himalayas」とクラウド型監視カメラ「GAZOCL」の四国牛乳輸送の導入事例を公開した。

<坂出物流センター>
20240219cnet1 - シーネット/四国牛乳輸送のクラウド型WMSの導入事例を公開

四国牛乳輸送は、2021年、倉庫業に進出し坂出物流センターを開設。マザーデポとして、業務用の冷凍食品を中心に、四国内外からの商品を受け入れ、保管後、全国への輸配送を行っている。

坂出物流センターの開設に際しては、パレット単位で大量に入庫してくる商品を効率よく管理したいと、柔軟性の高いWMSを複数検討した結果、シーネットのクラウド型 WMS「ci.Himalayas」採用を決めた。また、センターのセキュリティ強化のためクラウド型監視カメラ「GAZOCL」も合わせて導入した。

導入前の課題として、四国牛乳輸送で取り扱う冷凍食品は、パレット単位で入庫するため、配置場所を間違えると移動や作業時間に大きなロスが発生してしまうという課題があった。

さらに、営業冷凍倉庫の新設に伴い、システム面で強力なパートナー企業の協力を得てWMS を導入したいという要望もあった。そして、パレット単位で入庫する大量の製品について、最適なロケーションへの配置や出庫優先度の設定を行いたい。作業効率化を図ることを目的とした監視カメラを導入したい。といった要望もあった。

導入後は、在庫の出荷優先度を考慮してロケーション管理を徹底した結果、機械的なミス0。無駄な動きがなく作業時間が短縮したことで、労働環境の向上も実現されている。さらに、1荷主でスタートした事業が複数荷主まで拡大したが、従来と同じ人数で対応ができている。

具体的な効果として、柔軟なカスタマイズ性と将来の要件にも応えられるシーネットの『ci.Himalayas』を導入。二人三脚でシステム構築を行ったことにより強力な基盤ができた。在庫の優先度や出荷優先度を考慮してロケーション管理を徹底したことにより、機械的なミスは0になった。また、クラウド型監視カメラ『GAZOCL』の導入により、敷地内全体のセキュリティ強化。カメラを活用した的確なオペレーションにより、作業効率性も向上した。

<四国牛乳輸送の来代 啓介社長>
20240219cnet2 - シーネット/四国牛乳輸送のクラウド型WMSの導入事例を公開

四国牛乳輸送の来代 啓介社長は「シーネットと弊社スタッフの呼吸がぴったりと合い、議論を重ねながら業務フローに合ったシステムを構築することができた。WMSを最大限に活用することで、少ない人数でも効率的な運用ができている。今回、坂出物流センターという、保管力と交通アクセスの良い冷凍倉庫ができた。さらに私たちには、トラック150台の「足」がある。この強みを生かし、顧客に喜んでもらえる事業を展開したいと思っている」と述べている。

四国牛乳輸送では、デジタルの力を活用し、更なる効率化を目指すとともに、荷主、ドライバー、そして物流会社が共にメリットを享受できる事業を目指している。シーネットでは、坂出物流センターにおける効率化の取り組みをグループ全体でサポートし、継続的に課題解決のための提案を行い、支援していく計画だ。

事例全文
https://www.cross-docking.com/case/yongyu/

関連記事

IT・機器に関する最新ニュース

最新ニュース