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日本GLP/千葉市に澁澤倉庫専用の飲料特化型物流施設が竣工

2024年03月13日/物流施設

日本GLPは3月13日、千葉県千葉市で延床面積2.3万m2の先進的物流施設「GLP 千葉北」が竣工したと発表した。同施設は、澁澤倉庫が専用施設として一棟利用する。

<「GLP千葉北」外観>
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澁澤倉庫は、「GLP 北本」をはじめ日本GLPのマルチテナント型施設に入居するリピートカスタマー。「GLP 千葉北」は、飲料物流の拠点としての立地優位性や、高低差のある敷地・環境を活かす造成計画などが評価され、今回専用施設としての入居が決定した。

「GLP千葉北」は、国道16号線から約100m、「千葉北IC」から約1kmと至近な場所に位置している。また、「宮野木 JCT」を経由して京葉道路から東京外環自動車道、千葉東金道路から首都圏中央連絡自動車道(圏央道)など各自動車道にもアクセスしやすく、都心や湾岸エリアはもちろん、関東全域への物流拠点として最適な立地条件を備えている。

<1階低床バース>
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<3階空調設備付き倉庫、パレット2枚の同時搬送に対応した垂直搬送機>
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飲料に特化した最適物流施設として、澁澤倉庫の要望に応えたBTS仕様が特長だ。1階は効率性を向上させる低床バースとし、大型のフォークリフト作業に最適な柱スパンを採用。床荷重は1・3階は2.0t/m2とし、飲料の保管に適した構造に。また、パレット2枚の同時搬送に対応した垂直搬送機を導入した。

2階には、無人搬送フォークリフトの運用が可能なエリアを設置。保管効率を向上させるため、3階にマジックラックの設置が可能なエリアを設定し、3階の流通加工エリアには空調設備を設置した。

BCP対策としては、自家消費型の太陽光発電設備を設置するほか、全館のLEDや緑化エリアの整備などを通じ、環境に配慮した施設運営を実現する。

澁澤倉庫は「GLP 千葉北」を飲料製品の保管拠点として利用し、既存施設との連携を通じて、首都圏東部エリアにおける飲料物流ネットワークを強化する予定だ。

■施設概要
施設名:「GLP 千葉北」
所在地:千葉県千葉市花見川区三角町777番4
敷地面積:1万3702.52m2
延床面積:2万3830.45m2
構造:地上3階建て、鉄骨造
着工:2023年2月
竣工:2024年2月
認証取得:CASBEE A(新築)認証、ZEB Ready 認証

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