Hacobuは3月27日、キリングループロジスティクス(KGL)が、全国の主要10物流拠点にトラック予約受付サービス(バース予約システム)「MOVO Berth」を導入したと発表した。
今後、MOVO Berthで取得したデータを活用し、荷待ち・荷役時間の削減に取り組むことで、トラックドライバーの運行生産性向上を目指す。
キリングループの物流機能を担うキリングループロジスティクス(KGL)は、持続可能な物流体制の構築に向けて、「拠点戦略によるトラック運行数の削減」「トラック確保のためドライバーに選ばれる拠点であること」「積載率や回転率向上によるトラックの有効活用」に取り組んでいる。
こうした取り組みを進めていくためには「各拠点でのトラックの荷待ち・荷役の実態把握が必要」とし、全国の主要物流拠点へのMOVO Berthの導入を決定した。MOVO Berthによりトラックの拠点滞在時間とその内訳を可視化し、改善点の特定と改善活動を行うことでトラックの荷待ち・荷役時間の削減を進める。
また、MOVO Berthのデータを活用し各拠点での1日あたりの受入可能台数を検証することで、拠点戦略への活用や、フォークリフト配置の適正化、事前の積込み準備の拡大など、庫内作業の生産性向上にも取り組んでいく考えだ。