日本パレットレンタル(JPR)は3月29日、初めて環境目標を設定し、マテリアリティ(重点課題)を定義したと発表した。
また、2024年3月に、環境目標・マテリアリティと具体的な行動計画をまとめ、環境レポートを発行した。
JPRは、物流には欠かせないパレットの洗浄・メンテナンスを繰り返し提供する環境にやさしいレンタルパレットサービスを提供している。これまでも、使用できなくなったパレットの再資源化・再利用に取り組み、レンタルパレットをより環境負荷の低いサービスへと進化させてきた。今般、サービス領域だけでなく、企業活動全体におけるCO2排出量を削減し、持続可能な循環型社会の構築に貢献するため、あらためて環境目標等を設定したもの。
環境目標として「私たちは、2030年までに2018年対比で、以下の削減目標を設定しました。1. 自社で排出する CO2を42%削減する、2. サービスを通じて排出するCO2を28%削減する」としている。
環境目標を実現するために、1. 循環型物流の推進、2. 地球環境保護への取り組み、3. 物流の脱炭素化への貢献の3つのマテリアリティを定義した。
今回設定した環境目標、3つのマテリアリティ、目標達成に向けた行動計画を「環境レポート」にまとめ、顧客へ配布を開始した。
なお、JPRは、企業理念「私たちの住む社会を、もっと豊かにする原動力となる」に基づき、脱炭素物流・脱炭素社会への貢献に挑戦し続けるとしている。
JPR、upr/2024年問題対策等で両社の社長対談をYouTubeに掲載