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ウェザーニューズ/船の揺れを可視化するサービス開始

2024年04月18日/IT・機器

ウェザーニューズは4月18日、海運業界向け最適航路選定支援サービスで、船の揺れを可視化する「船体動揺リスク」の提供を、5月から開始すると発表した。

<「船体動揺リスク」の提供イメージ>
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「船体動揺リスク」では、船のRolling(横揺れ)や Pitching(縦揺れ)を可視化し、船の揺れの大きさ(角度)を6時間ごと8日先まで数値で表示するサービス。

実際の海面では有義波高の2倍近い波が発生する場合もあるが、同サービスでは造船工学モデルによって、経験したことのない波高が想定される場合でも予測が可能。

同サービスに利用している実海域性能モデル(VESTA)は、海上・港湾・航空技術研究
所 海上技術安全研究所が開発。従来のモデルに比べて、特に低速時や荒天域で高精度に予測できる。

近年、気候変動により気象が極端化し、最大波高が上昇傾向にあるなか、海運業界では乗組員や貨物、船体損傷のリスクが高まっており、対策が求められている。

従来、船の揺れは波と船首の向きから経験的に判断していたが、揺れを可視化することで対策の要否について迅速かつ適切な意思決定が可能になる。

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