キリンビールは5月7日、同社全工場の物流エリアの、トイレや休憩所などの厚生施設、事務所などの職場環境全般の整備を行うと発表した。
2024年4月下旬より全工場のトイレとその周辺環境の改修及び新設を行うもの。
今日の物流業界では、トラックドライバーをはじめとした女性の物流従事者の増加や、コロナ禍以降の衛生意識の高まりといった環境変化によって、清潔で衛生的な職場環境へのニーズが高まっている。物流に従事する人々に将来にわたって働いてもらうためにも、ジェンダーも考慮した、より快適で働きやすい職場環境整備が急務となっている。
そのような環境変化に対応し、従業員だけでなくトラックドライバーやピッキング作業員、フォークオペレーターなど物流従事者全員に快適な環境で働いてもらうため、環境整備を推進していく。今回、対応の優先度が最も高く、衛生環境に直結するトイレの改修を行う。全工場の物流エリアのトイレ約110か所を改修する。2024年4月下旬に着工のうえ順次改修を進め、2024年12月の完成を目指す。
トイレの改修含む、一連の職場環境整備に約8億円を投資し、来年以降トラックドライバーの休憩所など 厚生施設の改修も順次実施していく予定だ。
キリンビール/名古屋工場で2024年問題対応に10億円投資図る