福岡運輸ホールディングスは5月29日、佐賀県鳥栖市で進めていた冷凍冷蔵倉庫の増築工事を完了し、同月27日に竣工式を実施したと発表した。
増築工事は、福岡運輸 九州配送センターの第II期工事として進めていたもの。同センターは2012年7月に稼働を開始した3温度帯の物流拠点で、このたび第II期工事として建屋を総床面積約1万5000m2に増築(I期7580m2、II期7390m2)し、グループで最大規模の冷凍冷蔵倉庫とした。
竣工に伴い、同施設には佐賀県基山町にあった福岡支店を移転するとともに、九州配送センターを同支店に統合している。
また、同施設では、2022年4月に稼働した大阪茨木配送センターに続き、CO2を触媒に使用した冷凍機を採用したほか、倉庫の屋上全面に太陽光パネルを設置し、センターの稼働による環境負荷を低減する仕組みを採用。
トラックバースにはドックシェルターを設置しており、外気の流入を防止し温度管理を徹底することで、物流品質の高度化を図っている。
■「福岡運輸 福岡支店新社屋・物流センター」概要
所在地:佐賀県鳥栖市幡崎町平田1710
倉庫スペック:冷凍冷蔵倉庫(-25℃~5℃)
敷地面積:1万3140m2
構造・階数:鉄骨造・4階建て
延床面積1万4970m2(I・II期合計)
バース数:33台
福岡運輸/帳票のデジタル化でJIIMAベストプラクティス賞優秀賞