MonotaRO(モノタロウ)はより利便性の高い顧客フルフィルメント・サービスを実現するべく、ヤマト運輸との連携を強化し、顧客体験・満足度を向上させるとしている。
配送委託物量は2024年6月から大幅に増加した。すでに実施している置き配サービスの対象拡大や、翌日配送エリアの拡大、土日配送の取り組みを今後さらに広域に展開していくことに加え、新たに、顧客自身で配送日時を指定できるサービスを一部注文から開始した。
2023年11月に開始した置き配サービスは、サービスの再設計を行い、2024年5月には受け取り可能な顧客及びエリアを増やした。
今後は、これまで難しかった当日出荷の注文締切時間の延長や、翌日に届けるエリアのさらなる拡大など、ヤマト運輸との連携を強化し、顧客の利便性をより高めたより一層満足してもらえるサービスの実現に向けて取り組んでいくとしている。
なお、配送日時指定サービス開始の背景として、顧客の声を紹介。それによると、同社は主に事業者の顧客から注文を得て、オフィスや工場など従業員の誰かが受け取ることが多く、初回配達率が約95%と高いことが特徴。初回配達で受け取りする顧客の中でも、働き方が多様化した中で都合のいいタイミングで確実に受け取るための選択として、時間指定配送への要望があった。
例として、現場にいる時間帯に商品を受け取りたい場合、曜日によってテレワークを推奨しているなど納品先で一時的に不在となる時間帯がある場合、製造や保全の計画に合わせた確実な受け取りをしたい場合、大型商品で受け取れる人員が多い時に受け取りたい場合など、注文商品の「受け取りタイミング」を顧客自身で設定したいという声が挙がった。
今回のサービスを開始することで、再配達を減らし、多くの顧客の「仕事がはかどる」体験を通じた、間接資材調達の効率化に貢献するとしている。