在庫・倉庫管理システムを提供するダイアログは7月4日、勤務先でWMSを利用している倉庫・物流業の倉庫管理責任者・現場担当者105名を対象に実施した、WMSの機能と効果に関する実態調査結果を発表した。
それによると、まずWMSを導入した主な目的については、「在庫管理の効率化」が72.4%で最多。WMS導入時には、半数以上が「自社の業務プロセスに合わせた適切な導入設計」に苦労したと回答した。
また、WMSに搭載されている機能については、8割以上が「在庫管理」「出荷管理」と回答。最も便利だと感じている機能は「在庫管理」(44.6%)、「ピッキング管理」(20.4%)が上位となった。
さらに約7割がWMSの機能に「満足」しており、約7割が従業員がWMSの機能を「しっかりと理解・活用できている」と回答。
従業員のWMS理解・活用が進んでいる企業では「マニュアルの提供」(70.4%)などの取組を実施している一方で、従業員のWMS理解・活用が進んでいない企業は、「研修や教育が不十分」(66.7%)、「マニュアルやドキュメントの不足」(60.0%)などの課題を抱えていることが明らかになった。
最後に、今後WMSに求める機能を聞いたところ、「自動化・ロボティクスとの統合」(51.4%)、「リアルタイム在庫追跡」(43.8%)を求める声が挙がった。
■出典:ダイアログ
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