サッポロビールは、脱炭素社会の実現を目指した取り組みの一環として、7月15日にベトナム南部にある「サッポロベトナム ロンアン工場」に太陽光発電設備を導入した。
同工場は2011年に竣工。ベトナム国内のみならずアジアやオセアニア、ヨーロッパへの商品供給を行い、アジアパシフィック戦略において重要な拠点となっている。
導入設備は太陽光パネル1296枚、総パネル面積は約4190平方m2で、設備稼働による年間発電量は約1043MWh、CO2排出量は年間約706t削減できる見込み。
また日本国内において全工場・全営業拠点で使用する電力の100%再生可能エネルギー化の計画を、2030年から2026年へ4年前倒しすることとした。
サッポログループは「サッポログループ環境ビジョン2050」で温室効果ガス排出量削減の中長期目標を掲げている。今回の国内外における取り組み強化で達成確度を高め、脱炭素社会の早期実現を目指す方針だ。