商船三井が7月31日に発表した2025年3月期第1四半期決算によると、売上高4359億4900万円(前年同期比13.2%増)、営業利益406億6600万円(66.2%増)、経常利益1086億5100万円(20.2%増)、親会社に帰属する当期純利益1071億300万円(17.5%増)だった。
主なセグメントの業績は、ドライバルク事業が売上高1065億円(11.6%増)、経常利益69億円(73.6%減)。市況変動による好影響はあったが、昨年計上した貸倒引当金の戻し入れによる利益が剥落した影響で減益となった。
エネルギー事業は、売上高1251億円(23.1%増)、経常利益227億円(16.8%増)。タンカーが安定的な長期契約の履行とコスト削減に努め増益となったほか、LNG船は新造船竣工による増収や管理船入渠による費用増もあり横ばいだった。
製品輸送事業では、売上高1569億円(6.5%増)、経常利益653億円(61.6%増)。コンテナ船のスポット運賃市況が大幅に上昇し増益となったほか、自動車船も輸送台数を維持し増益となった。
通期は、売上高1兆8150億円(11.5%増)、営業利益1560億円(51.3%増)、経常利益3500億円(35.1%増)、親会社に帰属する当期純利益3350億円(28.0%増)を見込んでいる。
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