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Shippio/国際物流事業者向けのサービスを新たに提供開始

2024年09月04日/IT・機器

Shippioは9月4日、新たに国際物流事業者向けのコミュニケーションプラットフォーム「Shippio Works(シッピオ ワークス)」の提供を開始すると発表した。

<Shippio Worksとは何か>
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Shippioは従来、荷主企業向けに「デジタルフォワーディング」「Any Cargo」の2サービスを展開しているが、このほど提供を開始する「Shippio Works」はShippio初の物流事業者向けサービスとなる。

「Shippio Works」は、国際物流事業者と荷主企業間でやり取りされる情報とその流れを一元化し、コミュニケーションを効率化するためのプラットフォーム。従来、国際物流業務に伴うコミュニケーションは、膨大かつ複雑な書類情報や進捗確認等の連絡があらゆる方向で発生し電話・メールなどでやり取りされる、壮大な「伝言ゲーム」が行われている状況だ。

「Shippio Works」は必要な情報をクラウド上に集約し、簡素に共有できる機能を搭載している。社内外の関係者(物流事業社内、荷主企業、外部パートナー)が同じ情報・状況をシームレスに把握できる環境を提供し、コミュニケーションコストの大幅な削減、業務上のミス、無駄を削減することで国際物流業務の効率化に貢献する。また、既存のShippioのサービス(デジタルフォワーディング、Any Cargo)と連携することも可能となり、よりシームレスに生産性の高いコミュニケーションが取れるようになる。

<Shippio Worksの画面>
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「Shippio Works」で実現できることは、伝言ゲームの解消:情報の一元化により、転記漏れや情報のブラックボックス化がなくなる。また、不透明性の解消では、リアルタイムでの情報共有が可能となり、情報の透明性が飛躍的に向上する。そして、過度な確認作業の削減ではすべての情報が統合されているため、無駄な確認作業が不要になる。

主な機能には、シッピング案件の一覧管理、カーゴステータス(本船動静)のトラッキング・自動更新、車内外関連者とのチャット機能、AI-OCRによる自動書類読み取り&アップロードがある。

Shippioは国際物流業務の効率化へのAI活用にも挑んでいる。今秋搭載予定のAI-OCRは、記載内容の転記が必要な貿易書類を「Shippio Works」にアップロードするだけで、AIが高精度に貿易処理に必要な情報を抽出し記入する機能。書類の転記漏れや記入ミスを防ぎ、業務効率を飛躍的に向上させる。今回の機能をはじめ、Shippioでは今後も積極的にAIを活用した機能開発を進めていくとしている。 

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