Shippio、アイシン/船舶トラッキングデータを活用し、国際物流の可視化を推進

2025年11月20日/IT・機器

Shippioとアイシンは11月20日、アイシンが注力する「DX-L(DX-Logistics:物流のDX)」の取り組みをShippioのソリューションで支援し、次世代サプライチェーンの構築を共同で加速させていくと発表した。

<アイシンとShippioが共同で次世代のサプライチェーン構築>
20251120shippio - Shippio、アイシン/船舶トラッキングデータを活用し、国際物流の可視化を推進

アイシンは2023年より荷主向け貿易管理クラウド「Shippio Cargo」を活用し、貨物輸送状況の可視化及び輸送データの活用を進めてきた。さらに2025年度中にはアイシンのグローバル約40拠点へこの取り組みを展開し、「2030年物流コスト半減」という目標の実現に向け、次世代のサプライチェーン構築を目指す。

アイシンの国際物流での”スルー可視化”を支援しているのが貿易管理クラウド「Shippio Cargo」。アイシンは特にShippioがクラウド内で提供する、船の自動トラッキング機能を活用しこれまでブラックボックス化していた国際物流での船の正確なスケジュールデータをリアルタイムに取得している。

さらにそのスケジュールデータを、アイシンが保有する貨物明細データと連携させることで、サプライチェーン全体の計画と実績の差異を可視化する仕組みを内製構築した。

単に「貨物の動きが見える」という部分的な業務効率化に留まらず、サプライチェーン全体の状況を俯瞰し、データに基づいた迅速な意思決定を可能にする「全体最適」への基盤を築いている。現在、月間約1200件の貿易案件が「Shippio Cargo」で管理されている。

「Shippio Cargo」を活用した”スルー可視化”の仕組みを、2025年度中にアイシンのグローバル約40拠点へと展開する。これにより、グローバル規模でのサプライチェーン最適化を本格化させる。

さらにアイシンが提唱する「Cyber/ Physical Information Factory」コンセプトのもと、蓄積された国際物流の行動ログデータの高度な分析・活用も協働して進めていく。これによりリードタイムの精度向上や在庫の最適化、物流シミュレーションなどを可能とし、2030年までに物流コストを半減、という目標の実現に向け変革を推進する。

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