ブルーイノベーションと東邦ホールディングス(HD)は9月26日、新たな医薬品物流の実現に向け戦略的業務提携を締結したと発表した。ドローンやロボット技術を活用することで、平時も災害時も医薬品等を安定供給できる体制の実現を目指す。
東邦グループは、「安心・安全な医薬品流通」を社会的使命とし、物流センターへの最先端技術の導入や、有事に備えたBCPの強化などを進めている。
2024年問題に起因するドライバー不足やコスト増への対応が求められていること、医薬品の物流に関しては特に正確で安定した物流体制が求められることなどから、ブルーイノベーションが持つドローンやロボット技術を活用し、災害時でも医薬品を安定供給できるようにする狙い。
近年、頻発し激甚化する震災や豪雨などの大規模災害による道路破損、交通インフラの機能不全リスクなどを踏まえ、被災地域の避難所や病院、救急医療現場に医薬品が供給できない事態を懸念し、提携に至った。