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ヤマトHD/ルクセンブルクのベンチャーキャピタルファンドに出資

2024年10月07日/SCM・経営

ヤマトホールディングスは10月7日、ベンチャーキャピタルファンド「NordicNinja Fund II SCSp(ノルディックニンジャファンドⅡ特別リミテッド・パートナーシップ)」に9月30日、出資を実行したと発表した。

ヤマトHDは、物流および関連市場における成長モデルの創出やオープンイノベーションを加速させるため、総額130億円のCVCファンド「KURONEKO Innovation Fund」の運営や複数のファンドへの出資を通じて、世界各国に情報ネットワークを拡げ、ヤマトグループの事業成長につながるスタートアップとの接点や連携の強化を進めている。

NordicNinja Fundは、海外投資ファンド向けに投資助言などのサービスを提供するJBIC IG Partnersなどにより2023年に設立されたファンド。SDGsや気候変動に対する国民意識が高い北ヨーロッパ地域を対象に、サステナブル社会への変革や、社会のデジタルインフラ構築に取り組むスタートアップへの投資を行っている。

今回ヤマトHDは、サステナビリティや環境領域の世界最先端の技術情報を迅速に入手し、その領域をリードする北ヨーロッパ地域へネットワークを拡大させるため、NordicNinja Fundに出資を決定した。出資を通じて、北ヨーロッパ地域の多種多様なスタートアップとの提携機会を探索し、2024年2月に策定したヤマトグループ中期経営計画「サステナビリティ・トランスフォーメーション2030 ~1st Stage~」で掲げる環境戦略の推進を加速させるとしている。

■「NordicNinja Fund II SCSp」概要
名称:NordicNinja Fund II SCSp
投資テーマ:サステナブル社会への変革および社会のデジタルインフラ構築
投資対象地域:英国、アイルランド、ベルギー、オランダ、ルクセンブルク、フィンランド、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、アイスランド、エストニア、ラトビア、リトアニア
投資対象領域:モビリティ、物流、エネルギー、アグリテック、フードテック、サーキュラーエコノミー、自然資源テック(森林・海洋など)、フィンテック、ヘルスケア

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