山九は10月から、三重県三重郡菰野町に「北勢第3物流センター」を開設した。
1000m2の危険物倉庫が4棟ある物流センターで、消防法危険物第4類の貨物に対応する。
このエリアには危険物を扱える物流センターを既に2か所構えており、「第3」と合わせて敷地面積約4万m2、計12棟の大規模危険物倉庫群となる。
また隣接する既存倉庫に危険品の流通加工機能を備えており、こうしたサービスの推進も図る。
「北勢第3物流センター」では、リチウムイオンバッテリーなどの製品 、医療や半導体などに使用される中間財や原料などの高機能製品を主に扱う。
今後は毒劇物取り扱い許可を取得し、保税蔵置場の許可も申請する予定だ。
山九は昨年5月、大阪に関西最大級の危険物倉庫(約1000m2×8棟)を開設し、今年は姫路でも危険物倉庫を拡張した。
今回の三重県での増設により関東、中部、関西、 九州を網羅したかっこうで、全国13か所の自社拠点で総延床面積約2万7800m2の危険物倉庫を運営する体制となる。
山九は「危険物倉庫に対するニーズはここ数年高いものの供給量不足が続いており、当センターがサプライチェーンの課題解決に貢献できる」としている。
■施設概要
名称:北勢第3物流センター
住所:三重県三重郡菰野町大字永井字北西川原3080-17
アクセス:東名阪自動車道「四日市東IC」より10km、「第二名神菰野IC」より7km
敷地面積:1万879m2(事務所棟1棟)
倉庫面積:約4000m2(1000m2×4棟)
対応危険物:消防法第4類、毒劇物(予定)
機能:保税機能(予定)、コンテナバンニング機能
設計・施工:三和建設
開設時期:2024年10月1日