セイノーホールディングス(HD)と西濃運輸は10月23日、「大阪・関西万博」で荷物の一時預かり・配送サービスを提供することになったと発表した。
2025年日本国際博覧会協会が公募していた「大型荷物等一時預かり及び配送業務委託」に、荷物預かりサービス「ecbo cloak(エクボクローク)」を運営するecboと共同で応募し、採択された。
万博期間中、公式の荷物預かり所として、来場者の荷物を預かるサービス、荷物を配送するサービスを提供する。
セイノーHDは広域の物流ネットワークを活用し、会場で預かった荷物を即日、宿泊施設へ配送する。大阪市内全域に加え、大阪府内と周辺地域までカバーする体制を整える。
翌日以降の配送は西濃運輸を中心とした輸送ネットワークを活用し、スムーズなサービス提供とする計画。会場内の運営スタッフについても、セイノーグループが人材派遣を手配するなどし、研修や教育をする予定だ。
万博では会場内に大きな荷物を持ち込むことが制限されるため、1日当たり約2万個分の手荷物預かりが必要になる見込み。
ecboと提携することで、柔軟かつスピーディな手荷物管理サービスを展開し混雑を緩和、来場者が快適に過ごせる環境を提供したいという。