NEXT Logistics Japan(NLJ)は10月31日、経済産業省が実施する令和6年度「無人自動運転等のCASE対応に向けた実証・支援事業(物流MaaSの実現に向けた研究開発・実証事業)」の実施団体に選出されたと発表した。
将来の自動クロスドック(結節点)運用に向け、自動荷役の効率化を目指した実証、ならびにモビリティ・ハブにおける情報連携を目指して課題の抽出を行う。
NLJは物流2024年問題をはじめとした課題の解決に向け、荷主や物流事業者、その他関連企業とともに、高効率輸送スキームの構築を推進している。
このスキームでは、業種業態を超えたさまざまな荷主企業から、積み替え拠点であるクロスドックに持ち込まれた荷物を混載することで高効率の輸送を実現している。
実証では、その工程で行われる荷下ろし・荷積み作業の自動運用(自動荷役)の効率化や、モビリティ・ハブでの情報連携を通じた省人化、環境負荷の低減、そして働き方改革の実現を目指す。
同社では一昨年より、実際の荷役作業において、自律走行搬送ロボット(株式会社アイシン提供)と自動運転フォークリフト(株式会社豊田自動織機提供)の連携による自動化の実装を推進してきた。本年度は、さらに人が行う作業と同等の効率化、また情報連携を目指し、10月より実証を行っていくという。
■実施概要
・自動運転フォークリフトと自律走行搬送ロボットの連携、荷下ろし/荷積み作業のレイアウトや機器連携方法の見直し、データ取得と評価
・モビリティ・ハブにおける情報連携おける、協調が可能な領域の抽出と検証
NLJ/世界初のInspired量子技術を用いた物流最適化システムを発売