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福山通運 決算/4~9月の売上高3.9%増、営業利益28.1%減

2024年11月12日/決算

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福山通運が11月12日に発表した2025年3月期第2四半期(中間期)決算によると、売上高1468億400万円(前年同期比3.9%増)、営業利益44億8500万円(28.1%減)、経常利益60億9000万円(15.1%減)、親会社に帰属する当期純利益54億6000万円(24.5%増)となった。

なお、貸切事業を新たな収益の柱として位置づけ、グループの報告セグメントについて、従来の3区分(運送事業、流通加工事業、国際事業)から、4区分(運送事業、貸切事業、流通加工事業、国際事業)に変更。前年同四半期比較については、前年同四半期の数値を変更後の報告セグメントの区分に基づき、組み替えた数値で比較している。

セグメント別にみると運送事業では、7月に倉庫機能を有したいばらき五霞支店を新設し、需要の高い北関東エリアの再構築に努めるなど、効率的な複合一貫輸送サービスの維持向上を促進。

2024年問題による輸送能力の低下に対しては、車両の大型化や協力会社への委託などによる輸送力の増強、上昇する輸送維持コストに対応した価格転嫁を進めたが、想定した単価改善に至らず、売上高は1140億8200万円(3.0%増)、営業利益は30億4800万円(36.5%減)となった。

貸切事業は、専用ブロックトレインを活用した貸切輸送サービスの提供も含めた営業を強化し、取扱件数が増加。この結果、売上高は122億7700万円(7.9%増)、営業利益は10億7500万円(7.4%増)となった。

流通加工事業は、売上高110億5800万円(6.0%増)、営業利益16億6300万円(7.3%増)。

国際事業では、売上高57億9300万円(10.7%増)、営業利益1億6100万円(26.1%減)。

なお、通期は、売上高が、ネットワーク事業の価格転嫁が想定を下回っており、貨物輸送量も下期については物量の回復基調も弱まっており、利益も外注費の増加が想定を上回るため下方修正し、売上高3007億円(4.6%増)、営業利益67億円(35.9%減)、経常利益91億円(29.9%増)、親会社に帰属する当期純利益80億円(2.1%増)を見込んでいる。

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