阪急阪神エクスプレスは11月14日、新潟県の佐渡トキ保護センターで2016年から2022年に生まれたトキ16羽(雄7、雌9)の中国返還にあたり、北京首都国際空港までの輸送をサポートしたと発表した。
絶滅危惧種のトキは、保護・繁殖を推進するため、日本と中国の政府間で、中国から日本へ提供されたトキの子の半数を返還することになっており、今回は2016年以来8年ぶりの日本からの輸出だった。
まず10月30日、検疫を終えたトキ16羽がトラックに積載され、16時20分に佐渡トキ保護センターを出発。
両津港から車に乗せた状態でフェリーに乗船後、新潟港へ。新潟からはトラックで陸送し、翌日10月31日5時30分に羽田空港に到着した。
輸出通関手続きの後、航空機で定刻通り8時55分に中国・北京に無事に到着したという。
阪急阪神エクスプレスは今後も、動物輸送のパイオニアとして、絶滅危惧種の保護や生物多様性の保全に協力していく。