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商船三井と九州電力/LNG燃料パナマックス型石炭専用船が運航開始

2023年11月14日/IT・機器

商船三井と九州電力は11月14日、建造を進めていた環境負荷の低いLNGを主燃料とするパナマックス型石炭専用船が同日竣工し、運航開始したと発表した。

同日、名村造船所の伊万里事業所で命名竣工式を行い、「苓明(れいめい)」と命名された。九州電力苓北発電所(石炭火力)の「苓北」と「夜明け」を表す「黎明」に由来し、安全航行を始め、輸送船の未来を明るく照らしていくようにという願いを込めている。

<LNG燃料パナマックス型石炭専用船「苓明」>
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同船は、LNGを燃料とする大型石炭専用船で、商船三井が運航を行い、九州電力の石炭火力発電所向けに海外から石炭を輸送する。従来の船舶燃料油に比べて、温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)は約30%、硫黄酸化物(SOx)は約100%、窒素酸化物(NOx)は約80%の排出削減が見込まれる。

11月14日に佐賀県の伊万里港を出港後、同月15日に福岡県の戸畑港で陸上のLNG出荷設備から同船へ直接燃料を供給するShore to Shipでのバンカリングを実施する予定。また、今後LNGバンカリング船によるShip to ShipでのLNGバンカリングも想定している。

■概要
船名:苓明
運航会社:商船三井
全長:234.92m
全幅:38.0m
載貨重量トン数:9万5792トン
建造年:2023年
造船所:名村造船所
船籍:リベリア共和国

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