モノタロウ(MonotaRO)は12月18日、ECサイトの商品検索システムにベクトル検索を導入したことで精度が上がり、従来より短時間で必要な商品を見つけられるようになったと発表した。
工具などの資材を販売するモノタロウでは、約2370万点を扱っており、膨大な商品群から探す必要がある。
これまでは、検索ワードと商品情報の持つ文字列情報が一致しているかを調べ、顧客の行動履歴などの解析から検索するシステムを提供していた。
今回の精度向上では、テキストの持つ意味をベクトルとして表現し、「意味的な近さ」を測定することで検索できる技術を導入。
テキストデータを文字列で比較するのと比べ、意味に着目して似ているものを検索でき、より効率的に商品を見つけられるという。