大和物流は2025年10月1日、中四国エリアの旗艦拠点「(仮称)岡山早島物流センター」を開設する。
安定的かつ持続可能な物流ネットワークの構築を目指し、中四国エリアの旗艦センターとして開設を決定した。
中四国エリアの物流ハブとして優位性の高い立地と、延床面積35,000m2の大規模物流センターという特徴を兼ね備えており、高いポテンシャルを有している。
在庫拠点の集約、2次配送拠点の設置、さらに複数荷主による共同配送化などの提案を推進し、時代の変化に対応した物流環境の構築に向けて、荷主企業と共に取り組んでいく。
現在、岡山早島エリアにおいて2拠点、延床面積19,800m2(6000坪)の物流センターを運営しており、近隣拠点間での人員シェアによる波動対応力の強化や、輸送網の集約による輸送効率の向上といった取り組みを推進してきた。
新施設は、岡山市と倉敷市の中間地点に位置し、岡山市中心部まで約30分、倉敷市中心部まで約20分で到達可能なため、エリア配送拠点に適した立地。
山陽自動車道と瀬戸中央自動車道が交わる「早島IC」から約3.5kmという優れた高速道路アクセスを備えており、中四国地方全域への広域輸送拠点や、関西-九州間の中継拠点としても適している。
施設内は、中央車路方式のセンターレイアウトのため、天候に左右されることなく入出庫作業を行うことが可能。トラックバースは、同時接車可能な29台の高床バースと15台の低床バースを併設しており、幅広い貨物に対応している。
流通業務団地である「岡山県総合流通センター」内に位置しているため、センターの稼働時間に制約がないことも効率的なセンター運営を実現している要因となっている。
なお、BCP(事業継続計画)の観点から、津波・高潮による浸水被害が非常に低い内陸部に位置し、内水や土砂災害の影響を受けないエリアであるため、水害や液状化リスクに強く、防災性にも優れている。
■施設概要
名称:大和物流 「(仮称)岡山早島物流センター」
所在地:岡山市北区大内田677 プロロジスパーク岡山
敷地面積:1万6607.23m2(5023.69坪)
延床面積:3万4963.42m2(1万576.43坪)
構造:鉄筋コンクリート造・鉄骨造 地上4階建て
バース形状:高床式、低床式
床荷重:1階:2.0t/m2、2~4階:1.5t/m2
搬送設備:荷物用エレベーター 3.5t:4基
アクセス:山陽自動車道「早島IC」から約3.5km
JR山陽本線「庭瀬駅」から約5.0km
開設:2025年10月1日
運営:大和物流
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