ニトリグループの物流部門を担うホームロジスティクスとエディオンが、両社の物流効率を上げようと、神奈川県川崎市から仙台市への幹線輸送で共同配送の取り組みを始めた。ニトリHDが2月4日、発表した。
ニトリグループとエディオンはこれまで、資本業務提携の一環で商品の共同開発など行ってきた。家具・家電の共同配送でさらに協業を進める。
今回の取り組みでは、川崎にあるホームロジスティクスの物流センターとエディオンの物流センター2拠点で家具・家電を積み込み、仙台にあるそれぞれの物流センターで荷物の積み降ろしを行う。
活用するのは、ホームロジスティクスが所有するスワップボディコンテナ。シャーシとヘッドを分離し、集荷ドライバーと荷降しドライバーを交代することで、積地・降ろし地の増加に対応する。
共同配送により、輸送トラックの台数を半減できるだけでなく、「物流2024年問題」による労働力不足にも対応する狙い。
それぞれが手配していた車両をホームロジスティクスのトラックに集約することで、輸送コストやCO2排出量の削減、積載率の向上が期待できるという。
ニトリグループとエディオンは今回の協業を通じ、荷量がまとまりづらい地方への輸配送についても協業を進めたいとしている。
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