ユニ・チャームは2月4日、ユニ・チャームプロダクツの「豊浜ロジスティクスセンター」(香川県観音寺市)にトランコムの自動化設備を導入したと発表した。
荷役作業の効率化と安定した供給体制の強化を目指し、1月から本格稼働している。
<左はAGF・RGVを組み合わせた自動倉庫、右はロボットアーム・AGV>
豊浜ロジスティクスセンターは、ユニ・チャームの物流拠点として製品の保管や荷役作業から配送手配まで行い供給を支える施設。
自動化設備を導入したことで、人手不足を解消するほか、誤出荷を防止し、配送品質を向上させる。
限られたスペースでより多くの商品を管理でき、供給体制の強化と運営コストの削減も見込む。
荷役人員は50%削減、保管能力は10%アップの効果が期待できるという。
自動化する背景には、2024年問題による人手不足や輸送力低下の影響がある。
荷役作業に時間がかかるとトラックの拘束時間が長引き、ドライバーの労働時間の増加につながるため、自動化設備を活用することで荷役作業を効率化し、トラックの回転率を上げ、ドライバーの労働時間削減につなげたい考え。
ユニ・チャームは今後もトランコムと協働し、持続可能なサプライチェーンの再構築に取り組むとしている。
■トランコムの自動化紹介動画
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