日本郵便は2月25日から、法人の顧客向けに小型荷物の新サービス「ゆうパケットパフ」の提供を開始した。
＜「ゆうパケットパフ」＞
＜荷物の大きさ＞
「ゆうパケットパフ」は、ゆうパックの60サイズに満たない荷物などの小型荷物を全国一律運賃で配送する新しい法人向けサービス。年間1万個以上の小型荷物を差し出す法人の顧客向けのサービスだ。
なお、新サービスの背景について、EC市場において小型商品の発送需要が高まっている昨今にあって、経済産業省の調査によると、2023（令和5）年の日本国内のBtoC-EC（消費者向け電子商取引）市場規模は、24.8兆円（前年比9.23％増）に拡大し、その中でも物販系分野が14.7兆円を占めている。市場拡大に伴い、再配達によるCO2排出量の増加が重大な社会的課題の一つとなっており、同社ではその課題解決に努めているところ。
新サービス「ゆうパケットパフ」の提供を開始することで、同社が保有する全国約8万台の郵便バイクの機動力を活用した小型荷物の非対面配達（宅配ボックスへの配達や置き配など）を可能とし、オペレーション効率の向上とともに、再配達削減・環境負荷低減を実現する。
本サービスは、小型荷物の差出利便性の向上および配達による環境負荷が低減することを目的としているが、今後も社会課題の解決に向けた取り組みを継続しつつ、小型荷物の配送ニーズに応えられるよう、引き続きサービスの向上に努めるとしている。
日本郵便／郵便物転送Webサービスを刷新、スマホで操作しやすく
