佐川急便、Ctrip、Japan DXの3社は8月22日、 訪日観光客が訪日前にオンラインで物流サービスの予約・決済ができる物流サービスを、2025年10月から提供開始すると発表した。
Ctrip(携程グループ)は、中国・上海市に本社を置く旅行サービスプロバイダー。
Japan DXは、データ駆動型の訪日インバウンド客向け総合プラットフォームサービスを提供している。
3社は今年5月に戦略的パートナーシップ協定を締結し、協議を重ねた結果、このほど観光客の「手ぶら観光」を実現する新サービスの開発に至った。
サービスの最大の特長は、Ctripのプラットフォーム上で、訪日前に手荷物配送の予約から決済までを完結できること。観光客は宿泊先や交通機関、観光地などの予約と同様に、手荷物配送の予約も事前に行うことが可能となる。
また予約時に発行される二次元バーコードを基に手荷物ラベルを発行できるため、 手書きによる送り状の記入やカウンタースタッフとのやり取りも不要となる。
カウンターに預けた手荷物は事前予約に基づいて配送され、土地勘のない場所でロッカーや手荷物預かり所を探す手間が省け、目的地へ手ぶらで直行することができる。
3社は今後、共同プロモーションによるサービス利用促進や提携拠点の拡大を図り、訪日観光客向けサービスの拡充を進めていくとしている。
三井倉庫HD/ESG指数「FTSE Blossom Japan Index」など継続選定