NIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)は2025年12月19日、仙台市の日本通運仙台卸町物流センターで、Cuebusが提供する二階層構造採用の次世代ロボット倉庫システム「CUEBUS 75L モデル」の実証を開始した。
日本通運の仙台卸町物流センターでは、EC市場の拡大に伴い多品種・小口配送への対応力が求められる中、仕分け作業の工程削減による業務効率化が喫緊の課題となっていた。
特に、同センターではプロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスのEC向け商品を取り扱っており、シーズン中の注文増加にも柔軟かつスピーディに対応できる体制の構築が不可欠となっている。
こうした状況を踏まえ、リニアモーターで高速・高精度に稼働し、保管効率と作業効率を両立する次世代ロボット倉庫「CUEBUS 75L モデル」の導入検証を実施するもの。
NXHDが推進するDX支援プロジェクトの一環として採用され、日本通運、日通NECロジスティクス、NX・NPロジスティクスなど、NXグループを横断した導入に向けて、効果検証を行う。
「CUEBUS 75L モデル」は、リニアモータ式ロボット倉庫として多階層(二階層)構造を実現した最新モデル。上方空間を最大限に活用し、従来以上のスペース効率を確保しながら、すべての保管物を即座に移動することにより、高い収納率と取り出し効率を同時に実現する。
また、多階層構造でありながら従来モデルと同様にモジュール構造を採用しており、保管容量や作業動線の変更にも柔軟に対応。物流量の変動や季節イベントに応じてレイアウトを最適化でき、センター運営の安定化が期待される。
今回の実証導入では、「通路不要構造による保管スペース有効活用」「上方空間活用による高密度・高効率なストレージ運用」「作業時間・移動距離、作業負荷の軽減度など、ピッキング工程の効率化」「モジュール構造を活用したレイアウト変更や増設」について検証。
実証結果に基づき、本格導入や仙台卸町物流センター内でのシステム増設、NXグループの他センターへの横展開を計画している。
三菱HCキャピタルとCuebus/資本業務提携で立体ロボット倉庫のサブスク提供へ
