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タイガー魔法瓶/ステンレス密封真空断熱コンテナで消費電力など46%削減

2025年10月07日/IT・機器

PR記事

タイガー魔法瓶は10月7日、独自開発の「ステンレス密封真空断熱パネル TIVIP」を搭載したリーファー(冷蔵)コンテナの実証実験を行い、消費電力とCO2排出量の45.9%削減に成功したと発表した。

<TIVIPを搭載した真空断熱リーファーコンテナ>
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「ステンレス密封真空断熱パネル TIVIP」は、ステンレスの使用により、従来の非ステンレスの真空断熱材では得られなかった不燃性と高断熱性の長期間維持が可能で、輸送用保冷コンテナや建築資材に活用することにより温度維持に必要な電気エネルギーの使用を抑えCO2削減に貢献する。

真夏日(平均気温32.3度)の兵庫県神戸市で、TIVIPを追加実装したコンテナと従来のリーファーコンテナの消費電力を7時間測定する実験を行い、庫内を5度に維持する設定で保冷機を稼働させたところ、従来コンテナは7時間常に保冷機が稼働し続けたのに対し、TIVIP実装コンテナは高い保冷力によって稼働時間を5時間(300分)に抑制し、消費電力とCO2排出量45.9%削減を達成した。

この技術は、大阪・関西万博の会場内外から、飲食店へ食材を輸送するための保冷ボックスにも採用。長時間温度を維持できるため、通常のトラックでも冷凍・冷蔵品輸送や、異なる温度帯の荷物を同時に運ぶ「混載輸送」を可能にする。

協業パートナーである日本通運の担当者は、「真空断熱パネルは断熱効果が非常に高く、このパネルを搭載した『プロテクトBOXサーマル』は半導体業界、医薬品業界、食品業界などから、すでに引き合いがあり、今後はさらに幅広い業界で活用できると考えている」とコメントしている。

日本通運/共同で高断熱性の輸送機材を開発 大阪・関西万博で活用

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