三菱地所パークスは10月15日、三菱地所とT2が共同で進めている、自動運転トラックによる幹線輸送を見据えた次世代基幹物流プロジェクトにおいて、「建物内の自動運転走行」を実現させるための技術検討に参画していると発表した。
<左が物流施設内でのT2社トラックの自動走行の様子と右が自動走行中の運転席の様子>

建物内自動走行を実現するためには、高度な車両の自己位置推定技術のほか、複数フロアをまたがる走行やバースでの発着もできるか更なる技術検証が必要だが、この技術が確立すれば、物流施設内での荷物搬送の無人化や作業の省力化が可能となり、将来的には外部道路とシームレスに接続した自動輸送の実現へと発展することが期待される。
同社は引き続き、基幹物流施設への自動運転実装に向けた共同検討に参画し、そこで得られる知見を駐車場領域にも展開していく。具体的には、自動バレーパーキングの実証や自動運転車向けの車路管制技術の研究を進め、駐車場の新しいスタイルに対応する技術開発を加速していくとしている。
また、三菱地所グループの知見を最大限活かし、自動運転社会にふさわしい「街のインフラとしての駐車場」のあり方を追求するとともに、駐車場のDX化を通じて未来のモビリティ社会の実現に貢献していくとしている。