Hacobuは10月21日、ホームページ内でトラック予約受付サービス「MOVO Berth(ムーボ・バース)」の日立建機での導入事例を公開した。
日立建機は、油圧ショベルを中心とした建設機械の開発・製造・販売・サービスをグローバルに展開しており、茨城県土浦市のマザー工場を含む日本全国の拠点で「MOVO Berth」を導入。待機車両ゼロの実現や、物流業務の標準化につながった。
日立建機は、国内8拠点で部品調達から完成機の出荷、海外輸出まで幅広く物流業務を担っている。一方で、法改正による荷待ち・荷役時間削減への対応、荷受け作業の効率化、待機車両の現場対応といった課題を抱えていた。
そこで、荷待ち時間削減や物流データの可視化、荷受作業効率化を目的に「MOVO Berth」を導入。荷待ち時間や構内滞留時間の可視化で法令対応に向けた定量評価の基盤を固めたほか、来場時間の平準化による荷受け作業効率の向上、必要なバースや人員・機材の見える化、待機車両の解消、カメラ認証とペーパーレス化による現場負担の軽減などにつながった。
全社横断プロジェクトとしたことで、国内8拠点への導入を1年半で完遂。現場の負担軽減だけでなく、標準化にもつながった成功事例として、グループ内外からの注目を受けているという。
日立建機は今後の展望として、API連携を活用して社内の可視化を2025年度中に完遂し、2026年の法令対応に繋げていきたいとしている。
■導入の成果、事例記事
日立建機 導入事例
Hacobu/MOVOの三井倉庫ロジスティクス関東事業所での導入事例を公開