ヤマトホールディングス(HD)は10月21日、東南アジアで独自のコールドチェーンを展開し、生産者と消費者を直接つなぐECプラットフォームを運営する会社「SECAI MARCHE(セカイマルシェ)」へ、KURONEKO Innovation Fund 2号を通じ出資したと発表した。
SECAI MARCHEは、コールドチェーンを中心とした独自の流通網を構築することで、東南アジアで生鮮品の産地直送を実現。農業・食産業におけるサプライチェーンを変革してきた。
さらに、注文から配送まで一連のプロセスにおける機能の高度化や、AIを活用した需要予測の精度向上による物流の最適化も進め、コスト削減とリードタイム短縮を実現するなど、東南アジアを代表するECプラットフォームに成長している。
今回の出資は、、こうした流通網の構築と、デジタル技術を活用し新鮮な食材を迅速かつ公正な価格を目指しながら消費者に提供している点を評価したもの。
SECAI MARCHEをKURONEKO Innovation Fundのポートフォリオに組み入れることで、ヤマトグループの物流ネットワークやコールドチェーンのノウハウと、SECAI MARCHEの東南アジアにおける強固な事業ネットワークの融合を図る。
日本の生産者の東南アジアに向けた販路拡大など、東南アジア市場での「新たな物流」「新たな価値」を共に創造する考え。
■SECAI MARCHE概要
所在地:東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビルディング1F-3F Space大手町
設立:2018年7月
事業内容:東南アジアで生鮮食品のECプラットフォーム「SECAI MARCHE」を展開
ホームページ:https://secai-marche.co.jp/
NXHD/東南アジア産直ECに出資、コールドチェーン網を強化