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Hacobu/3か月で24拠点に導入 MDロジスの荷待ち管理システム事例公開

2025年03月28日/IT・機器

Hacobuは3月27日、MDロジスがHacobuのトラック予約受付サービス「MOVO Berth (ムーボ・バース)」を3か月で24拠点に導入、全拠点の荷待ち・荷役時間のデータ取得に成功した事例を公開した。

<「MOVO Berth」の導入事例を公表したMDロジス>
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「MOVO Berth」は荷待ち・荷役時間の削減や物流現場の生産性向上を目的としたトラック予約受付サービス。計画的な入出荷作業で待機問題を解決するほか、待機や作業にかかっている時間を可視化することで物流改善にもつながるという。

MDロジスは、大手電機メーカーグループの物流機能を担う会社として1958年7月に設立。半導体から、家電、空調機器、自動車機器、昇降機、FA機器、重電機器、防衛・宇宙まで多種多様な製品に柔軟に対応可能な物流ノウハウを有し、トータルロジスティクスサービスを提供する企業だ。

MDロジスが「MOVO Berth」導入検討時、国土交通省・経済産業省・農林水産省より「物流の適正化・生産性向上に向けた荷主事業者・物流事業者の取組に関するガイドライン」が開示。これにより、同社はコンプライアンス対応として物流効率化の取り組みを迅速に推進する必要があった。また多種多様な商品を扱うため、拠点ごとにオペレーションが異なったこともあり、全社統一での改善が難しかったのも、一斉導入となった要因だ。

<導入の成果>
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3か月という限られた期間での導入のため、Hacobuは本社でプロジェクトチームを設立。Hacobuのカスタマーサクセスと密接に連携し、運用パターンを整理した後に各工場直結の事業所・ロジスティクスセンターに展開した。

全拠点の荷待ち荷役時間データを統一基準で取得・可視化し、継続的な改善サイクルを確立。また、本社と現場のコミュニケーションが増え、相互理解や法令への理解が促進される結果が得られたという。

MDロジスは今後も、ドライバーの負荷軽減に向けて、積極的な改善に取り組んでいくとしている。

■Hacobu公式ページの事例紹介
MDロジス「MOVO Berth」導入事例

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