帝国データバンク/冬季賞与増加企業の割合は、「運輸・倉庫」が33.6%でトップ

2025年12月09日/調査・統計

帝国データバンクは12月9日、2025年冬季賞与の動向に関する調査結果を公表。企業の80.5%がボーナスや一時金などの賞与を支給する予定で、冬季賞与が「増加」する企業は、「運輸・倉庫」が33.6%でトップ。

<冬季賞与が増加した企業の割合(業種別)>
20251209te01 - 帝国データバンク/冬季賞与増加企業の割合は、「運輸・倉庫」が33.6%でトップ

調査期間は2025年11月14日~11月30日。調査対象は全国2万4531社で、有効回答企業数は1万207社(回答率41.6%)。

2025年の冬季賞与(ボーナス、一時金、寸志など含む)について、従業員1人当たりの平均支給額が「賞与はあり、増加する(した)」企業は22.7%で、前年(23.0%)からわずかに減少。

「賞与はあるが、減少する(した)」企業は13.2%で、前年を0.7ポイント下回った。

「賞与はない」企業は12.0%に減少。「賞与はあり、変わらない」企業は44.7%で、前年から1.4ポイント増加しており、賞与の伸びは限定的だった。

「農・林・水産」「金融」「建設」「運輸・倉庫」の4業界で、冬季賞与が増加する割合が2年連続で高まった。

「運輸・倉庫」は自動車関連の回復やEC(電子商取引)需要の拡大が追い風となる一方、人材確保難が続いており、「乗務員不足が慢性化しているが、仕事量は減らない」(一般貨物自動車運送)などの意見が寄せられた。

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