三井倉庫は3月16日、JR貨物 東京貨物ターミナル駅構内の物流施設「東京レールゲートWEST」内に、ヘルスケア事業の専用物流拠点「関東P&Mセンター 平和島倉庫」を開設すると発表した。
新拠点は、埼玉県加須市で2015年に開設した医薬品・医療機器の専用施設「関東P&Mセンター」のサテライト拠点で、ベクトン・ディッキンソンの日本法人である日本ベクトン・ディッキンソンと、そのグループ企業であるメディコンの流通管理の一元化プロジェクトの一環として、4月から本格稼働する。
三井倉庫が手がける両社のプロジェクトとしては、西日本拠点として稼働している「関西P&Mセンター」に続く2拠点目の施設。
羽田空港から至近の立地で、両社の製品群の内、外科領域の製品や各種検査機器用の試薬製品・補給部品といった緊急性の高い製品を取り扱う予定。免震構造、非常用電源、空調など顧客ニーズに対応した構造・設備を有しており、QMS・GDPに準拠し医療機器製造に対応した運営体制とする。
また、航空便や路線便、首都圏での共同配送などリードタイム遵守の最適な配送体制を整備し、関東P&Mセンターと同一の品質管理基準に則り、付加価値の高い物流サービスを提供する。
なお、三井倉庫は関東P&Mセンターをヘルスケア事業における東日本地区の基幹拠点に位置付けており、2019年には群馬県館林市にサテライト拠点の北関東拠点を開設。また、関東P&Mセンターの敷地内では第二期工事で「関東P&MセンターII(仮称)」を建設中で、6月の竣工を予定している。
■関東P&Mセンター 平和島倉庫の概要
所在地:東京都品川区八潮3-3-22(東京レールゲートWEST内)
床面積:4350m2
本格稼働:4月