JR東日本スマートロジスティクスは6月24日、東京駅の冷蔵受け取りロッカー(マルチエキューブ)を利用して食物アレルギー対応の弁当が受け取れるサービスを、京セラと始めた。
受け取れるのは、「matoil(マトイル)」の弁当。京セラの新規事業アイデアスタートアッププログラム制度から始まった事業検証中の食物アレルギー対応サービスだ。
対象ロッカーは、JR東京駅グランスタ地下北口改札近く、「BAGGAGE STORAGE+」併設の冷蔵対応マルチエキューブ(M-65)。
オンラインで注文すると、東京都世田谷区のマトイルのレストランで調理加工したものが配送され、始発から終電までの時間、東京駅のマルチエキューブで受け取れる。
これまで食物アレルギーがある人は、食べられる食材が限られるために外食や旅行に行きづらく、国内旅行者や訪日旅行者にとって、滞在期間中の食事で行動範囲を制限されてしまうという課題があった。
課題解決に向け、両社は2024年10月から2025年3月にかけて、東京駅の冷蔵受け取りロッカーを使い、食物アレルギー対応の弁当や焼き菓子を受け取れるサービスの実証実験を行った。これが好評で継続を望む声が上がり、今回のサービス開始に至った。
■マトイル
https://www.matoil.jp/
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