資源エネルギー庁が11月30日に発表した10月分の石油統計速報によると、原油輸入量は1137万kl(前年同月比15.3%減)で、4か月連続で前年同月を下回った。
輸入先国は量が多い順に、サウジアラビア(482万kl、3.9%減)、アラブ首長国連邦(460万kl、14.5%減)、クウェート(61万kl、51.1%減)、アメリカ(40万kl、5.7%増)、カタール(36万kl、48.9%減)となった。
中東依存度は92.0%で、前年同月比2.7ポイント減と3か月ぶりに前年を下回った。
燃料油の生産は1172万kl(6.5%減)で、6か月連続で前年を下回った。油種別にみると、ジェット燃料油は前年同月を上回ったが、ガソリン、ナフサ、灯油、軽油、A重油及びB・C重油は前年同月を下回っている。
燃料油の在庫は1039万kl(5.5%増)で8か月連続で前年を上回った。油種別にみると、ガソリン、ナフサ、灯油、A重油及びB・C重油は前年同月を上回ったが、ジェット燃料油及び軽油は前年同月を下回っている。