資源エネルギー庁が7月31日に発表した6月分の石油統計速報によると、原油輸入量は947万kl(前年同月比4.6%減)と前年を下回った。
輸入先国は、量が多い順にアラブ首長国連邦(494万kl、20.4%増)、サウジアラビア(312万kl、23.8%減)、クウェート(57万kl、31.1%減)、カタール(55万kl、42.6%増)、ロシア(10万kl、前年同月実績なし)となっている。
中東依存度は97.7%で、前年同月に比べ1.3ポイント増と3か月ぶりに前年を上回った。
燃料油の生産は992万kl(0.7%増)と13か月ぶりに前年を上回った。油種別にみると、ガソリン、ナフサ、ジェット燃料油および灯油は前年同月を上回ったが、軽油、A重油およびB・C重油は前年同月を下回った。
燃料油の在庫は948万kl(3.2%増)と4か月連続で前年を上回った。油種別にみると、ナフサ、ジェット燃料油、灯油は前年同月を上回ったが、ガソリン、軽油、A重油およびB・C重油は前年同月を下回った。
石油統計速報/2月の原油輸入量5.1%減、中東依存度は97.3%