資源エネルギー庁が5月30日に発表した4月分の石油統計速報によると、原油輸入量は1187万kl(前年同月比5.2%減)と前年を下回った。
輸入先国は、量が多い順にアラブ首長国連邦(540万kl、5.0%減)、サウジアラビア(430万kl、12.9%減)、カタール(83万kl、89.5%増)、アメリカ合衆国(47万kl、128.3%増)、クウェート(44万kl、40.6%減)となっている。
中東依存度は93.7%で、前年同月に比べ1.9ポイント減と7か月ぶりに前年を下回った。
燃料油の生産は1120万kl(0.4%減)と11か月連続で前年を下回った。油種別にみると、ナフサおよび軽油は前年同月を上回ったが、ガソリン、ジェット燃料油、灯油、A重油およびB・C重油は前年同月を下回った。
燃料油の在庫は912万kl(5.7%増)と2か月連続で前年を上回った。油種別にみると、ガソリン、ジェット燃料油、灯油、軽油およびA重油は前年同月を上回ったが、ナフサおよびB・C重油は下回った。
石油統計速報/3月の原油輸入量5.4%増、中東依存度は96.9%