資源エネルギー庁が4月30日に発表した3月分の石油統計速報によると、原油輸入量は1244万kl(前年同月比5.4%増)と前年を上回った。
<原油輸入量と中東依存度の推移>
輸入先国は、量が多い順にアラブ首長国連邦(516万kl、0.9%減)、サウジアラビア(491万kl、1.4%増)、クウェート(83万kl、2.3%増)、カタール(69万kl、177.0%増)、オマーン(40万kl、3952.5%増)となっている。
中東依存度は96.9%で、前年同月に比べ2.2ポイント増と6か月連続で前年を上回った。
燃料油の生産は1131万kl(9.1%減)と10か月連続で前年を下回った。油種別にみても、全油種(ガソリン、ナフサ、ジェット燃料油、灯油、軽油、A重油およびB・C重油)で前年同月を下回った。
燃料油の在庫は852万kl(6.9%増)。油種別にみると、ガソリン、ナフサ、灯油、A重油およびB・C重油は前年同月を上回ったが、ジェット燃料油と軽油は下回った。
石油統計速報/1月の原油輸入量10.0%増、中東依存度は95.7%