三菱倉庫が4月30日に発表した2025年3月期決算によると、売上高2840億6900万円（前年同期比11.6％増）、営業利益203億1000万円（7.2％増）、経常利益186億2000万円（23.6％減）、親会社に帰属する当期純利益318億6400万円（14.7％増）となった。
物流事業では、配送センター業務等の拡大、国際輸送貨物の取扱拡大等に努めたほか、コスト上昇に見合う適正料金の収受やコスト管理を徹底。また、医薬品物流事業の拡充を図るため、米国・英国で同事業を展開するCavalier Logisticsグループの株式を2023年10月に取得し、2024年3月期第3四半期末から連結に組入れており、当期の売上高は全体として増加した。
セグメント別では、物流事業のうち倉庫事業がCavalier Logisticsグループの通期寄与、医薬品、食品の取扱増加などにより、売上高は前期比2.0％増。陸上運送事業は、電機設備、医薬品の取扱増加などにより7.2％増。港湾運送事業は、コンテナ貨物の取扱減少などにより4.1％減。国際運送取扱事業は、Cavalier Logisticsグループの通期寄与、輸出入貨物の取扱増加などにより23.6％増。
この結果、物流事業全体の売上高は、2376億8600万円（9.3％増）となった。
次期は、売上高2900億円（2.1％増）、営業利益200億円（1.5％減）、経常利益244億円（31.0％増）、親会社に帰属する当期純利益404億円（26.8％増）を見込んでいる。
日本ロジテム 決算／4～12月の売上高3.4％増、営業利益7.1％減
