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セイノーHD/3月期の売上高14.7%増、営業利益27.7%増

2025年05月14日/決算

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セイノーホールディングスが5月14日に発表した2025年3月期決算によると、売上高7373億7700万円(前年同期比14.7%増)、営業利益298億8300万円(27.7%増)、経常利益281億2400万円(14.8%増)、親会社に帰属する当期純利益192億5300万円(32.2%増)となった。

セグメント別では、輸送事業の売上高は5541億2600万円(17.8%増)、営業利益は207億4300万円(35.8%増)となった。これには、MDロジスによる新規連結の増収効果も影響している。

輸送事業の主力である特積み事業では、全国展開する路線ネットワークを活かし、強みとする長距離・高重量帯を中心に適正運賃収受が進展した。取扱貨物量に相関した運行体制へ見直すといった費用の適正化に努め、各政策を推進したことによるものだ。一方、物価高の影響によって国内の個人消費が伸び悩み、取扱貨物量は前年度をやや下回った。

定年などの退職者に対し新規採用が伸びずドライバーが不足したことに加え、「2024年問題」に伴うドライバーの時間外労働の上限規制によって、傭車・外注費は増加した。

また、「2024年問題」を変革の好機として、2024年5月に日本郵便と業務提携を締結し、幹線輸送の共同運行を開始した。企業の垣根を超えた連携を通じ、非効率な地域の相互補完といった業界全体の効率化を進め、長期的・継続的な輸送品質の確保にも注力してきている。

拠点展開では、西濃運輸 豊川支店(愛知県豊川市)の物流倉庫の建て替えおよび、セイノースーパーエクスプレス 福岡貨物センター(福岡市東区)の移転を実施し、ロジスティクスインフラの強化を通じて、収益拡大を図っている。

次期は、売上高8137億円(10.4%増)、営業利益376億円(25.8%増)、経常利益383億円(36.2%増)、親会社に帰属する当期純利益220億円(14.3%増)を見込んでいる。

ファイズHD 決算/3月期の売上高14.8%増、営業利益11.0%増

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