SBS東芝ロジスティクスは7月8日、日本物流団体連合会主催の「第26回物流環境大賞」で奨励賞を受賞したと発表した。
受賞案件は、「医療装置用包装改善 積層可能な段ボールホルダー開発による袋入り充填材レス化(CO2排出量60%削減)」。
この案件では、医療装置部品の梱包材を見直し、独自に開発した段ボールホルダーなどを採用。
従来は大量に必要だった緩衝材を廃止し、 貨物全体の容積と開梱作業時間の大幅縮減を実現した。
緩衝材が要らなくなったことで、包材によるCO2排出量は約60%削減できた。
また段ボールホルダーの内装仕切りを可変式にし、部品の形状が異なっても1種類の包装に統合可能となった。
<表彰式(6月30日)の様子。左から日本物流団体連合会 真貝会長、SBS東芝ロジスティクス物流改革推進部 喜瀬参事>

なお、同社はこの表彰制度に4度参加しており、一昨年は2年続けて「サスティナブル活動賞」、昨年は「特別賞」と、4年連続で受賞。
今後も、ロジスティクスの視点に基づいて、製品梱包設計から環境負荷低減に配慮した提案をしていきたいとしている。
