国土交通省は8月23日の「油の日」に合わせ、民間企業や自治体が参加するSAF(持続可能な航空燃料)導入促進に向けた取り組み「Fry to Fly Project」に参画する。
SAFの原料となるもののうち、市民にとって身近な「廃食用油」に着目し、その回収運動などを通じ資源循環と航空の脱炭素化につなげることを目的としたプロジェクト。「使い終わった油で飛行機が空を飛ぶ!?」など興味を引くキャッチコピーで呼び掛けている。
プロジェクトの事務局は日揮ホールディングスが担い、2023年4月に発足、参加する企業・自治体・団体等は現在252に上る。国交省もこの活動に加わることで、SAFの認知拡大と脱炭素化の取り組みを推進したいとしている。
具体的には、イベントなどでのSAFプロモーションに参加。直近では9月27日、羽田空港の空の日フェスティバルに出展しアピールする。このほかSNSなどでの広報、シンポジウムなどでもプロジェクトと連携していく。
■「Fry to Fly Project」
https://www.jgc.com/jp/esg-hsse/initiative/fry-to-fly/
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