コマースロボティクスは9月1日、統合物流管理システム「ロジグラム(Logi Gram)」をプレ・オープンしたと発表した。正式リリースは10月の予定。
<先進的なクラウドWMSシステム、統合物流管理システム ロジグラムの全体像>
統合物流管理システム「ロジグラム(Logi Gram)」は、WES(倉庫実行システム)を標準搭載し、深刻化する物流現場の人手不足に対応するため、物流ロボットの導入・活用を低コストかつスムーズに実現する。
国内では「2025年の崖」と呼ばれる課題に直面しており、既存の基幹システムからクラウドERPへの移行が急速に進展しているという。
本システムは、クラウドERPと容易に連携でき、かつDC(配送センター)/EC(ネット通販)双方に対応し、さらに柔軟なカスタマイズが可能なエンタープライズ向けクラウドWMSは多くなく、「ロジグラム(Logi Gram)」は、この課題に対応するもの。
クラウドERPとのシームレスなデータ連携機能を備え、物流現場に即した柔軟な運用と拡張性を両立。ERP・基幹システムとのデータ連携機能に加え、PMS(印刷管理)・HMS(ハンディー管理)も提供する次世代型WMSとなる。
既に大手物流会社および大手流通会社の基幹システムとして採用が決定しており現在、納品に向けた準備を進めている。
また、マニュアルレスでの利用を目標にUIを設計しており、初めて利用するユーザーが直観的に操作できるのも特徴。倉庫業務がバッチ処理や伝票発行作業などをスケジュールに基づき全自動で実行するため、事務作業はほぼ不要となる。
WESからWCSへ最適化されたデータを提供する仕組みにより、システム全体で効率的な倉庫運営を実現している。
WESがロボットとの連携を最適化し、Geek+、HAI ROBOTICS、オムニソーターと標準連携しているため、カスタマイズなしですぐに利用開始できるという。
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