アサヒロジスティクスは10月1日、髪色と髪型を自由にするなど、社内の身だしなみルールを緩和したと発表した。
物流業界の労働力不足を踏まえ、多様な人が働きやすい環境づくりを進める。従業員満足度の向上、採用活動における応募者層の拡大、業界全体のイメージアップにつなげたいという。
緩和したルールの主な特徴は、「髪色の自由化」「髪型の自由化」「運転時のサングラス着用可」。食品物流を専門に扱う企業として、清潔感を損なわないことは重視しつつ、見直した。
髪色については、特定の色味に制限しないが、職場環境や顧客に不快感を与えない色を基本とする。安全面には配慮した上で、自己表現の一環として個性を発揮してほしいという。
髪型についても、業務に支障がなく周囲に不快感を与えない範囲で、個性を表現してよいとした。ただし長髪は結び、前髪は目にかからないようにする。
強い日差しから目を保護する健康管理の面から、運転時に限り、サングラスの着用も可能とした。サングラスをかけた時に第三者から目が見えるよう、薄い色のレンズを基本とする。
このルールは、アサヒロジスティクスだけでなく、グループ各社のすべての従業員に適用される。
アサヒロジスティクスは「物流業界をあこがれの業界にしたい」としており、厳格なルールで企業や業界のイメージを統一するのではなく、個性を尊重し多様な人が活躍できる環境を整備したいとしている。
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